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カーモデルのパーツ考


シートベルト
 

1/43、1/24のスケールについては関連した商品は、そこそこ揃っているが1/18となると途端に見つからなくなってしまう。
本格的な改造に限らず、ちょっとしたドレスアップで手持ちのモデルが見違えるようになるアイテムとしての「シートベルト」は優れものだ。



今回、長年ほったらかしていた1/12 Fraari250GTOの為に用意していた「Acu・Stion」のシートベルトセットを作る事にしたので、ついでに1/18のモデルも作って見ようと探してみた。
発見できたのは2点だが正確には1/18と1/20の以下の2点となる。

 


Hobby Design 1/18 Racing Harnesse



基本タイプは6点式1種類のみで2セット分のシートベルトが製作可能だ、しかしシートベルトのメーカーロゴのパーツが無い為、とても寂しい商品だ。
またベルト本体の素材がなんとシート状のシールをカットして使うと言う乱暴なもので1/43サイズならいざ知らず、とてもじゃない1/18では問題外と言える。
エッチングパーツについてはパーツはすでに切り離されていて保護シールで固定されている状態だ。しかしこのパーツ異常に細かく現実的にこんなものが付けられるか?である。
しょうがないのでエッチングについては適当に使うことにした。

 


エッチングパーツはやたらあるのだがバックルが2個しかないのでまったく意味が無い。
ベルト素材についてはユザワヤ Yahoo店で両面サテンリボン幅3mm×約10m巻を何色か購入した。
微妙だが実測すると3mmよりも少し幅広だ。
メーカーロゴについては1/20の「Model Factory Hiro」のお余りをいただく事にした。
商品の企画自体が変な感じである。
もう買わないだろうね。

 


Model Factory Hiro Seat belt Set for1/20 Scaale  
 


1/20のレースカーのキットは「Model Factory Hiro」自身、多数発売しているのでその関係で用意されている様だ。
作製出来るタイプも「Wilans」「Britax」「Sabelt」と豊富だ。
ベルト素材もリボンテープがキットに付属しているが、あまり長くはないので、このままだと2セット作るのがやっとだろう。

 


1/18用に調達したリボンが使えるか試してみたら何とかなりそうなのでエッチングパーツを余らず使い切る事が出来た。
エッチングについてはこのキットもやはり切り離されてシール保護されているが、まぁ現実的なサイズのパーツ構成と言えるだろう。
メーカーロゴについてはシール状でカットしてリボンテープに貼り付ける方式となる。
種類は上記のメーカーの他「Sparco」「arexons」「Boos」等、いっぱいついている。

 


サイズの違いがどれほど影響するかが気になるところだが実際に「Britax」を1/18モデルに装着してみた印象では自分的には問題なしである。

 


そう考えると敢えて1/18に拘らずに「Model Factory Hiro」のキットを購入した方が良いのではないだろうか。

 


Acu・Stionシートベルトセット1/12

 


本来の目的である1/12だが複数のタイプが作成可能なパーツ揃いとなっている。
但し「Model Factory Hiro」のような詳細な説明は無いので1/18や1/20の説明書やら本物のメーカーサイトを参考にしてパーツを選ぶ必要がある。


ベルト素材はリボンテープが同封されている。
しかし「Model Factory Hiro」もそうなのだが、ちょっと短いぞ!もっと長くしてよ!
標準のセットで作る場合は厳密に計測してカットしないととんでもない事になってしまう。



因みに、ユザワヤ両面サテンリボン幅3mm×約10m巻が105円、1/12は4mm幅がユザワヤで見つからず別のショップで幅4mm×5mで956円と随分と違う。
こちらの4mmも実測すると幅広だった。

 


エッチングパーツはランナーから切り離す必要があるのだがスケール的に結構、厚い素材でカットにちょっと手こずった。
メーカーロゴはシールではなくデカールとなっている。種類は「Model Factory Hiro」と同様に豊富だ。

 

250GTO用に購入したので、まずは「Britax」を作成した。ここで問題なのは250GTOのシートにベルトがモールド状に加工されている為、その部分を除去しなければならない事だ。
で早々、彫刻刀で削ってみた。 



左がモールドを削ったシートで右がオリジナルの状態のシートだ。
写真では「ちょん載せ」だが本番では、もう少し、しっかり固定するので、そんなに神経質に作業しなくても塗装し直しで何かなりそうなので一安心、



1/12となるとちょっとしたギミックが欲しくなりベルト固定状態と解放状態の2通りが出来たらなぁ〜などと慾が出てしまい思案の末に手持ちの「ネオジム磁石」を使ってみた。
丁度バックル部のパーツのセンターに穴が開いているのでそれを利用してピンを通してまとめる事が出来た。



1/12は楽だったが1/18と1/20のアンカーにテープを通す作業は目が辛かった。



1/12 Britax
 

1/12 Sabelt
 




1/18 Sparco
 

1/18 Wllans
 


1/20 Britax
 



1/20 Sabelt
 

1/20 Simpson

実は1/24サイズの「eduard」も調達してあるのだが、くたくたなので、また別の機会にでも

  2018/08/22


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